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ホームページ開設はいくらかかる?小さな事業の初期費用・維持費を整理

「ホームページを持つと、結局いくらかかるのか」。この疑問に一言で答えるのは難しいです。どんな構成で作るか、誰が作って誰が運用するかで、かかるお金の種類が大きく変わるからです。

この記事では、特定のサービスの安さを比べるのではなく、**構成ごとに「何にお金がかかるか」**を整理します。そのうえで、このサイト(Web支度室)を立ち上げたときに実際に確認できた費用を紹介します。

価格は変わることがあるため、記事内の金額はすべて2026-10-07時点の確認内容です。申し込む前に、必ず各サービスの公式サイトで最新の料金を確認してください。

ホームページ費用は3つに分ける

ホームページの費用は、次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。

費用の種類内容の例発生のしかた
初期費用ドメインの取得、制作の外注費、テーマ・素材の購入開設時に1回
維持費ドメインの更新、サーバー・サービスの利用料、メール毎月・毎年
運用費更新作業、保守、トラブル対応にかかる時間や外注費運用している間ずっと

見落とされやすいのが3つ目の運用費です。月額料金が安い構成でも、更新や保守に毎月何時間もかかるなら、その時間も費用の一部です。外注している場合は、保守契約などとして金額に表れます。

構成ごとにかかるお金

小さな事業でよく使われる3つの構成について、主にかかる費用を整理します。具体的な金額は事業者やプランで大きく異なるため、ここでは「どの項目が発生するか」に絞っています。

A:独自ドメイン + 静的サイト + Cloudflare Pages

  • ドメイン:取得費と毎年の更新費
  • ホスティング:Cloudflare PagesにはFree planがあります。公式ドキュメントでは、Free planの上限として月500回のビルド、1プロジェクトあたり100個のカスタムドメイン、1サイトあたり2万ファイルまで、などが示されています(Cloudflare Pagesの上限、2026-10-07確認)
  • 制作:コードで作るため、自分で作るなら技術的な作業時間、外注するなら制作費
  • 動的な機能:問い合わせフォームや予約などは、別のサービスを組み合わせる場合があり、その利用料が別途かかることがあります

月額の固定費を抑えやすい一方で、更新にコードやGitの知識が必要になりやすく、その分が「運用費(時間)」として表れます。

B:独自ドメイン + WordPress + レンタルサーバー

  • ドメイン:取得費と毎年の更新費(レンタルサーバーの契約特典としてドメインが付く場合もあるため、条件を確認)
  • サーバー:レンタルサーバーの月額または年額の利用料
  • WordPress本体:オープンソースのソフトウェアで、本体は無料で利用できます(WordPress公式)
  • テーマ・プラグイン:無料のものも多いですが、有料のテーマや機能を使う場合は購入費や年額費用
  • 保守:WordPress本体・テーマ・プラグインの更新、バックアップの確認などの作業

管理画面から自分で更新しやすい反面、サーバー代が毎月かかり、ソフトウェアの更新という保守作業が継続して発生します。

C:ノーコードサービス

  • ドメイン:サービス経由で取得するか、別に取得したドメインを接続
  • サービス利用料:月額または年額のプラン料金
  • プランの条件:独自ドメインの接続、広告表示の有無、使える機能などがプランによって異なる場合があるため、使いたい機能がどのプランに含まれるかを確認

サーバーの管理やソフトウェアの更新をサービス側に任せられるのが特徴です。その代わり、料金はサービスのプラン体系に従い、使い続ける限り利用料がかかります。

3つの構成のまとめ

構成主な固定費運用で発生しやすいもの
A:静的サイト+Cloudflare Pagesドメイン更新費(ホスティングはFree planの範囲内で使える場合あり)コードでの更新作業、動的機能の別サービス
B:WordPress+レンタルサーバードメイン更新費、サーバー利用料本体・プラグインの更新、バックアップ確認
C:ノーコードドメイン更新費、サービス利用料プラン変更、サービス仕様への対応

どの構成が「安い」かは、使う機能と、更新・保守を誰がどれくらい担うかで変わります。

Web支度室の実例

このサイト(webjitaku.com)は、上の構成Aで立ち上げました。2026-10-07時点で確認できている費用は次のとおりです。

項目Web支度室での状況
ドメイン(webjitaku.com)XServerで取得。取得時に実際に課金された金額は1,721円
DNS・ホスティングCloudflareのFree planを利用。有料プランへの変更はしていない
ソースコード管理既存のGitHubアカウントを利用(このサイト専用の費用としては計上していない)
メール独自ドメインのメールは未設定。連絡先には運営元Movanceの既存のメールアドレスを使用
計測(GA4・Search Console)2026-10-07時点では未設定

ドメイン費用について補足します。

  • Web支度室が実際に支払った金額:webjitaku.com の取得時に課金された金額は1,721円でした(取得時の作業記録による)。
  • 公式料金ページの表示:XServerドメインの公式料金ページでは、2026-10-07時点で、.com の通常の取得価格・更新価格はいずれも1,721円(税込)と表示されていました。あわせて、条件を満たす「はじめての方」は .com を0円で取得できるという期間限定のキャンペーン表示もありました(XServerドメインの料金)。Web支度室の取得には、この0円の価格は適用されていません。
  • 2年目以降の更新費も、2026-10-07時点の公式表示のままであれば1,721円です。価格が改定された場合は変わります。

制作は運営側で行っているため、外注費は発生していません。ただしその分、制作や設定に作業時間を使っています。この時間は金額に換算していません。

無料でも必要なもの

「無料で使える」サービスがあっても、ホームページの費用がゼロになるとは限りません。

  • ドメイン:ドメインは取得したあと、毎年の更新が必要です。初年度だけ安いケースもあるため、更新価格を確認してください。
  • 無料プランの条件:Cloudflare PagesのFree planには、ビルド回数などの上限があります(公式ドキュメント)。無料プランの内容や上限は将来変わる可能性があるため、「一度無料で使えたから、ずっと同じ条件で使える」とは考えないほうが安全です。
  • 計測ツール:Google アナリティクスは、Google公式で「無料ソリューション」と説明されています(Google アナリティクス公式)。Google Search Consoleも「Google の無料サービス」と説明されています(Search Console ヘルプ)。どちらも2026-10-07確認。
  • 時間:自分で作る・自分で更新する場合、お金の代わりに時間がかかります。

メール費用

独自ドメインのメール([email protected] など)を使う場合、サイトのホスティングとは別に費用がかかる場合があります。

  • レンタルサーバーには、メール機能が含まれていることがあります。
  • 静的サイト向けのホスティングやノーコードサービスでは、メールは別のサービスで用意する場合が多くあります。

独自ドメインのメールを別のサービスで用意する場合は、サービスや契約形態、メールを使うユーザー数に応じて費用が発生します。料金は改定や期間限定の割引が行われることもあるため、何人がメールアドレスを使うかを決めたうえで、最新の料金を各サービスの公式ページで確認してください。

結論:「最安」より「運用できるか」で考える

ホームページの費用を考えるときは、月額料金の安さだけでなく、次の点も一緒に考えてください。

  • 誰が更新するか:自分で頻繁に更新するなら、管理画面で更新しやすい構成のほうが、作業時間を含めた総費用は小さくなることがあります。
  • 保守を誰が担うか:WordPressのように更新作業が継続して発生する構成では、その作業を担う人や外注費が必要です。
  • 必要な機能:問い合わせや予約などを別サービスで追加すると、その分の費用がかかります。
  • 2年目以降:初年度の割引ではなく、通常の更新価格・利用料で比べます。

月額の固定費が最も小さい構成が、運用の手間まで含めて最も負担が小さいとは限りません。構成ごとの向き不向きはWordPress・レンタルサーバー・静的サイトの選び方で整理しています。開設の全体の流れは小さな事業のホームページ開設手順を、ドメイン取得後の作業は独自ドメイン取得後にやることをご覧ください。

この記事の確認方法

確認日:2026-10-07

Web支度室で実際に確認したこと

  • webjitaku.com をXServerで取得し、取得時に実際に課金された金額が1,721円だったこと(取得時の作業記録による)
  • CloudflareをFree planで利用しており、有料プランへの変更をしていないこと
  • 2026-10-07時点で、独自ドメインのメールとGA4・Search Consoleが未設定であること

公式情報で確認したこと

編集上の判断

  • 費用を「初期費用・維持費・運用費」に分ける考え方と、構成ごとに発生しやすい費用の整理は、Web支度室編集部によるものです。
  • レンタルサーバーやノーコードサービスの具体的な料金は、事業者・プラン・キャンペーンによる差が大きいため、この記事では掲載していません。
  • 独自ドメインのメールサービスの具体的な料金は、サービス・契約形態・ユーザー数・割引の有無で変わるため、この記事では掲載していません。